【キャバクラ用語解説】ビンダっていったい何？メリットデメリットを紹介

今回はキャバクラ用語の「ビンダ」について深掘りしていきます。

ビンダは、キャバクラやホストクラブで頻繁に耳にする用語ですが、具体的にどのような

行為を指すのか、そしてメリットやデメリットについて、詳しく解説します。

キャバ・ホスト用語【ビンダ】とは？

「ビンダ」という言葉は、キャバクラやホストクラブで使われる専門用語の一つです。

ビンダは、シャンパンを瓶から直接、一気に飲み干す行為を指します。

ビンダは一見すると危険な行為のように思えますが、ナイトワークの現場では場を

盛り上げるためのパフォーマンスとしてよく行われます。

キャストであるキャバ嬢やホストが行うのが一般的ですが、お客様が行う場合も

あるのです。

ビンダには「直瓶（じかびん）」という別の呼び方もあります。

これは、単なる飲み方ではなく、その場の雰囲気を盛り上げるための特別な儀式として

扱われるのです。

ビンダの言葉の由来については、主に二つの説が存在します。

一つは、ブルーハーツの「リンダリンダ」という曲をもじって「ビンダビンダ」と

歌いながら飲むという説。

もう一つは、シャンパンを「瓶からダイレクト」に飲むことから「ビンダ」と

略されたという説です。

どちらの説も、ビンダがナイトワークの文化の中で特別な意味を持つのを示しています。

ビンダで有名なキャバ嬢『エンリケ』

エンリケこと小川えりさんは、かつて東海地方でNo.1キャバ嬢として知られた人物です。

彼女が特に有名になったのは、シャンパンを瓶から直接一気飲みする「ビンダ」の

パフォーマンスです。

2019年の引退イベントでは、4日間で700人以上のお客様を集め、1000本もの

高級シャンパンが開けられ、合計5億円もの売り上げを達成するという伝説を残しました。

エンリケの「ビンダ」が注目を浴びたのは、SNSに投稿した直瓶飲みの写真が

きっかけです。

この投稿が大きな話題となり、「直ビン」をリクエストするお客様が急増しました。

最初は1本10万円で行っていたこのパフォーマンスも、需要が高まるにつれて1本100万円に値上げされましたが、それでも依頼は止まりませんでした。

結果的に、彼女の月収は6800万円に達したそうです。

しかし、毎日大量のお酒を一気飲みする生活は、彼女にとって大きな負担となりました。

エンリケ自身も「命を削っている感じ」と語り、その過酷さを振り返っています。

現在、彼女はキャバクラ業界を引退し、別の分野で活躍していますが、彼女が残した

「ビンダ」の伝説は今も多くの人々に語り継がれています。

ビンダの豆知識！炭酸抜きやタオルを使った工夫

シャンパンを一気に飲み干す「ビンダ」は、特に炭酸が強いシャンパンの場合、かなり辛い挑戦です。

炭酸が多いと、一度に大量に飲むのは難しく、吐き気を催すこともあります。

そこで、ビンダを少しでも楽にするために、スタッフたちが使う工夫がいくつかあります。

まず、「炭酸抜き」という方法です。

シャンパンを開けた後、割り箸やスティックを瓶の中に入れてかき混ぜ、炭酸を抜く方法

です。

炭酸を抜くことで、シャンパンが飲みやすくなり、ビンダの際の負担が軽くなります。

もちろん、炭酸が抜けることでシャンパン本来の爽快感は減りますが、一気飲みをするにはこの工夫が有効です。

次に、「タオル」を使う方法です。

ビンダをすると、シャンパンが口から溢れてしまうことがありますが、その際、

口元におしぼりやタオルを当てて、こぼれたシャンパンを吸い取る技があります。

これにより、まるで全部飲み干したかのように見せかけることができます。

タオルを使うことで、実際の飲酒量を減らしつつ、パフォーマンスを演出できるのです。

これらの工夫は、キャストたちが無理をせずにビンダを行うための知恵です。

見た目のインパクトを保ちながら、健康へのリスクを減らせるため、ナイトワークの現場ではよく活用されています。

キャバ嬢・ホストがビンダをするメリット

ビンダは、シャンパンを一気に飲み干すパフォーマンスで、体への負担が大きいものの、キャバクラやホストクラブでは場を盛り上げるために重要な役割を果たします。

ここでは、ビンダを行うことのメリットについて説明します。

場が盛り上がる

キャバクラやホストクラブでは、場の雰囲気を盛り上げるのが非常に重要です。

ビンダは、その場を一気に活気づける効果的なパフォーマンスです。

特にお酒が進んでいる場面では、ビンダをすると客のテンションが一気に上がり、

場全体が盛り上がります。

静かな場面でも、ビンダによって一気に雰囲気が変わり、場を盛り上げることができます。

お客様が喜ぶ

ビンダは、お客様からのリクエストで行われます。

特にホストクラブでは、ビンダをお願いするお客様が多く、リクエストに応えるとお客様は満足感を得ます。

ビンダを通じてお客様との距離が縮まり、信頼関係が深まります。

お客様を喜ばせる行動は、スタッフの重要な役割であり、ビンダはその手段の一つとして

効果的です。

売り上げにつながる

ビンダを行うためにはシャンパンを注文する必要があり、その時点で売り上げが確定するのです。

さらに、ビンダが成功すれば、他のお酒を注文してもらえるため、売り上げが増えて

いきます。

また、ビンダをきっかけにお客様との関係が深まり、その後の指名やリピートにもつながります。

売上面でのメリットは、キャストにとって大きなものです。

キャバ嬢・ホストがビンダをするデメリット

ビンダは、キャバクラやホストクラブで盛り上がるために行われるパフォーマンスの

一つですが、その裏にはいくつかのリスクが潜んでいます。

ここでは、ビンダをすることで生じるデメリットについて説明します。

悪酔いする

ビンダは、シャンパンを一気に飲み干すという行為です。

そのため、通常の飲み方よりも悪酔いしやすくなります。

シャンパンのアルコール度数は11〜12.5%程度で、750mlのボトルを一度に飲むと、

通常のグラスで約6杯分に相当します。

この量を一気に飲むことで、アルコールが急速に血中に吸収され、体調が急激に悪化して

しまいます。

特に、普段あまりお酒に強くない人や、体調が万全でない時には、ビンダが悪酔いの

原因となり、その後の接客にも支障をきたす可能性が高まります。

二日酔いになる

ビンダを行うと、翌日に二日酔いを引き起こすリスクが大幅に高まります。

シャンパンを一気に飲むことで体内に多量のアルコールが残り、二日酔いを引き起こす

原因となります。

二日酔いは、頭痛や吐き気、倦怠感などを伴い、仕事に支障をきたします。

キャバ嬢やホストは日常的にお酒を飲む機会が多いため、ビンダを行った日の翌日には、

通常以上に体調が悪くなる可能性が高いのです。

二日酔いが続けば、接客の質が低下し、お客様に満足してもらえなくなります。

急性アルコール中毒のリスクも

ビンダで最も深刻なリスクは、急性アルコール中毒の危険性です。

急性アルコール中毒は、短時間で大量のアルコールを摂取することで引き起こされ、

意識障害や呼吸困難、最悪の場合には死亡に至ることもあります。

特にビンダのように一気飲みをすると、アルコールが急速に体内に吸収されるため、

予測不可能な状態に陥ることがあります。

アルコールに強いと自負している人でも、その日の体調や飲酒量によっては、

急性アルコール中毒を引き起こすリスクが十分にあるのです。

お酒に強い人でも、ビンダは特に注意が必要な行為であるのを忘れてはいけません。

ビンダは、場を盛り上げ、お客様を喜ばせるためのパフォーマンスとして行われますが、

その代償として大きなリスクを伴います。

どんなに売り上げやお客様の期待に応えたいという気持ちがあっても、

健康を犠牲にしてまで行うべきではありません。

ビンダの危険性を理解し、無理をしないことが、キャバ嬢やホストとして長く活躍する

ためには不可欠です。

まとめ

ビンダは、キャバクラやホストクラブで場を盛り上げるために行われるシャンパンの

一気飲みのパフォーマンスです。

ビンダは瞬時に雰囲気を高め、お客様を喜ばせる効果があるため、売り上げ向上にも

つながります。

しかし、ビンダには悪酔いや二日酔い、さらには急性アルコール中毒といったリスクも

伴います。

アルコールが短時間で大量に体内に吸収されることで、体調を大きく崩す可能性があり、

最悪の場合は命に関わるでしょう。

ビンダを行う際は、健康を第一に考え、無理をせず、自分の体調と相談しながら慎重に行うのが重要です。

長く夜の業界で活躍するためには、リスクを理解し、賢明な判断が求められるでしょう。

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